セックスは苦行ではない筈・いつまでも楽しむために

性に関する有名人の発言にはけっこうキワドイものもあって、見ている分には面白いものです。しかし、真面目な意味で有益な言葉というのは目立たないようです。
ここでは、若い人にはなじみがないかも知れないものの有名な性交に関する言葉をご紹介します。

精力減退を防ぐ目的でも大変です

「接して漏らさず」貝原益軒(江戸期の儒学者、著書「養生訓」より)

接して漏らさずの意味を正しく理解している人がどれくらいいるでしょうか。もちろん、わたしも理解していません。ただ、文字通り「セックスの際に挿入はしても射精はしない」ということしか知りませんでした。

今回、性に関する名言を見ているうちに再びこの言葉に興味をおぼえて調べてみたところ、ものすごく奥の深い言葉であることがわかりました。

もともとは中国の考え方で、加齢とともに精を放出することの危険度が増すというのがあったようです。ここでいう精とは、精気といいましょうか、生命の源のようなものと理解すれば良いでしょう。

そして、男性が射精するときに、この精が精液と一緒に出て行ってしまうのだそうです。そうすると、やがて精は尽き果てて…お陀仏となります。

だから、一定の年齢になれば挿入を楽しんで射精は控えるという話になるわけです。現代医学でどう考えるのかはわかりませんが、命まで尽きるというのはどうでしょうね。

そこまでヘビーな話ではなかったとしても精力減退を防げるなら射精を我慢してみようかと…そうはなかなか思えないものです。男性にとってセックスとは射精ではありませんか。挿入しても漏らしちゃいけないなんて、そんな苦行は大変です。

不倫絶倫野郎の勘違い

さて、接して漏らさずの意味をわかっていない勘違い野郎に出会ったことがあります。その男は自称絶倫で、不倫の真っ最中でした。そして、こんなこともいっていたのです。 俺は「接して漏らさず」を実践しているから、妊娠させる心配はないと。

もう、清々しいほどの能天気ぶりではありませんか。
どこがいけないか箇条書きで教えたいくらいでしたが、黙って距離を置きました。
・そもそも不倫はいけないことである
・射精しなくても妊娠の可能性はある
・接して漏らさずというのは、不倫への戒めの言葉ではない

年齢を重ねて心配なのは性交できないこと

いまの男性にとって深刻なのは、加齢とともに漏らさないようにすることではなくて、加齢とともに勃起しなくなることですよね。漏らす以前に接することすらできないという悩みです。

でも、この悩みなら専門のお医者さんに診察してもらえば解決につながります。目の前のセックスライフについても、バイアグラという効果の高いED治療薬がありますからね。いつまでも若々しく性生活を楽しみたいものです。

ただ、射精が疲れる行為であることは間違いありませんので、何回かに1度くらいは、「接して漏らさず」を実践するのも悪くないかも知れません。