アニメで名言~夏目友人帳~

「夏目友人帳」は妖怪が見える少年、夏目貴志が祖母である夏目レイコの遺品から妖怪の名を書いた友人帳をきっかけに用心棒のにゃんこ先生を初めとした妖怪たちとかかわっていく交流の物語です。その物語は心温まる優しい話ばかりで人気を集めており、アニメも2016年10月に5期目に入りました。今回はその中でもいい話と言われる回の名台詞を二つ、ご紹介します。

「一度、愛されてしまえば、愛してしまえば、もう忘れることなど出来ないんだよ。」

ある時、夏目が夕食を取っていると露神という翁の面をつけた小さな妖怪が現れました。話を聞くと友人帳に名を書かれた妖怪の一人だったのです。小さな祠に住んでいて、かつては神様として祀られていましが、劇中の頃には信仰する人もほとんどいなくなり、そのため、体も一寸法師ほどの大きさになってしまっています。紆余曲折あって、名を返すことには成功しますが、露神も慕っていた最後の信仰者のハナさんというおばあさんが亡くなってしまい、露神は消滅してしまうことに。夏目は自分がお参りするから何とかならないのか、と言いますが露神は「駄目だよ、夏目殿。君は私の友人だ」と言いやんわりと拒否。かつて露神はレイコに、もう信仰する人もほとんどいないのだから別の場所に移ればいいと言われますが、露神はレイコに「一度、愛されてしまえば、愛してしまえば、もう忘れることなど出来ないんだよ。」と語ったことを思い出します。彼は最後に慕っていたハナさんと一緒に逝けるのがうれしい、と言い夏目に感謝の言葉を言い「昔も今も、人間というものは可愛いものだねえ」と言って消滅しました。

「優しいものは好きです。暖かいものも好きです。だから人が好きです。」

ダムに沈んでいた村に眠っていた妖怪がダムの水が減ったことで目覚め、夏目に名を返してもらおうと多くの妖怪がやってくる中、その中に布面をした名のない元ツバメの妖怪がやってきます。夏目にツバメと命名されたこの妖怪は昔の恩人である谷尾崎という人に再開したいというのです。まだ鳥だったころ、親鳥から巣の外にはじき出されてしまいその恨みで妖怪になってしまったのですが、この谷尾崎という人が毎日のように餌を与えてくれたことを今でも感謝しており、お礼が言いたいというのです。当初はその恩人を見つけるも妖怪であるために姿を見ることができず、会話はできませんでしたが夏目の協力もあってツバメは恩人と再会できました。その時、夏目に語ったのが「優しいものは好きです。暖かいものも好きです。だから人が好きです。」でした。夏目に感謝の言葉を残すとツバメは恩人のもとへ。後日、夏目がツバメの恩人の元へ行くとその時二人で撮った写真を見せられます。そこには幸せそうな素顔を浮かべるツバメの姿がありました。

特に先ほど紹介しました露神の回は、その時のことを思い浮かべるだけでも涙が出そうになるほどで、夏目友人帳の中でもトップクラスに泣ける回と評判です。私も人と妖怪の心温まる交流に出会うことの大事さを知った気がします。この他にもたくさんの泣ける話や心温まるセリフがたくさんあります。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがですか?