そんなことするほど、馬鹿じゃない~元スパイの政治家、ウラジミール・プーチン~

世界の有名人で異色の経歴を持つ人物と言えば現ロシア大統領のウラジミール・プーチン氏が有名でしょう。なんといっても元はソ連のスパイ組織KGBに所属しており、ドイツが分断されていたころに東ドイツで活動していた経歴を持っており、KGBを退職後はサンクトペテルブルクで副市長を務めていたそうです。このような経歴から、世界最強の政治家だとか言われ、現在でもロシアで最も支持を集める政治家です。そんな政治家、プーチン大統領のキレのある名言をご紹介します。

それは、素手で、という意味で聞いているのか?

この言葉はインタビューの際に人を殺したことがあるか?という質問をされた際に返した言葉です。元KGBということでこのような質問がされたようです。真偽は定かではありませんが、少なくとも銃器の扱いに関してはプロのようで、2008年に野生のトラの監視方法の視察を行った際にトラが同行していたカメラマンに向かって走ってきたとき、麻酔銃を撃ってカメラマンを助けたとか。ちなみにKGBに入った理由は映画や小説でスパイにあこがれたからだそうです。

ソ連崩壊を惜しまない者には心がない。ソ連の復活を欲する者には頭がない。

ソ連について聞かれたときに出た言葉だそうで、プーチン大統領は「ソ連崩壊は20世紀のもっとも大きな政治的災害である」とも述べています。昔を懐かしまない人は確かに人情味に欠けますよね。でもあの時の方が良かった、と呼べるほど当時のソ連という国は良いとは言えないのも事実です。過去を懐かしがっても現実をしっかり見つめる政治家としての言葉でしょう。また、ヒラリー・クリントンから「心がない」と言われたときには「国家公務員は少なくとも頭を持つべきだと思う。国際関係を作るためには感情ではなく国の利益に基づくべきである」と返しています。

私は柔道家だ。六段がどれほど重いものかよく知っている。大変光栄なことだが、ただ残念ながら私の実力はこの帯を締められる水準に達していない。

2000年に来日の際に講道館が柔道六段以上の人が着けることができる紅白の帯を渡したけどもプーチン大統領は丁重に断りました。柔道については「柔道は単なるスポーツではない。柔道は哲学だ」とも語っており、柔道には並々ならぬ熱意を持っています。実は、11歳の頃から柔道をやっており、大学の頃には市の大会で優勝したこともあります。ちなみに尊敬する柔道家は嘉納治五郎・山下泰祐・姿三四郎だそうで、現在は柔道八段だそうです。

そんなことするほど、馬鹿じゃない

2004年、当時のブッシュ大統領がイラクを攻撃する際にロシアにも軍の派遣を求めたところ帰ってきた言葉がこれでした。しかし、プーチン大統領の言う通りと言うべきか、その後アメリカは中東で長く続くテロとの戦いに明け暮れる羽目になります。そんなことを予見していたかはわかりませんが結果的には彼の言う通りになったと言えるかもしれません。シンプルですが実にわかりやすく、アメリカの戦争を批判的に言った言葉でした。

日本は北方領土などの問題もあってか、ロシアとの関りは切っても切り離せません。世界情勢を動かすプーチン大統領のこれからが気になるところです。